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紙粘土の功罪


10年振り返る前に私流ジオラマのノウハウを吐き出してしまおうかと思います。

ジオラマの地面の再現には紙粘土がよく使われます。

エポキシパテやマジックスカルプでもいいのですがとても高価になります。
ドフィックスなどの壁補修材は重たくて輸送時に破損を起こしやすくなります。

紙粘土は安くて軽く、しかもパルプの結合があるのでとても強くて壊れにくいです。

欠点は引けや割れが出ること、
それと下地に安い木の板などを使うと、紙粘土に含まれる水分で木が反ってしまうこと。
版画用の版木に盛ってひどい目にあったことがあります。

IMG_6037.jpg

私はよくダイソーの軽量紙粘土を使いますが
これも極限まで薄く盛るのを4~5日繰り返し、
初めのうちは存分に退けさせ、割れさせるような感じで
含まれている水分を抜きながら盛っていきます。

photoes_1451s_201411252236569ae.jpg

この状態に盛っていくのですが、

001_201411252236588aa.jpg

盛っていくというよりはこすりつける感じで1mmくらいの厚さです。
紙粘土の3割近くは水分だと思われるので、
それだけのものが抜けたらそりゃあ引けや割れも出ますよね。
でも、薄盛りを繰り返すと下地に乾燥粘土の層が出来てきます。
そうするとそれがこんどは今日持ったぶんの水分を引き受けてくれて、
しかもパルプが手を組んでヒビが入りにくくなっていきます。

粘土を付けたくない側面はマスキングテープで養生してくださいね。

5mmくらいの厚さまで盛れば、更に粘土を盛って車輪の跡や履帯の跡をつけてもいいと思います。
車輪パーツを押し付けたりキャタピラを押し付けたり、それらしく割り箸などでテクスチャを付けてもいいでしょう。
IMG_6038.jpg

石膏くずの小石を撒いて、しゃぶしゃぶの水溶き木工用ボンドをだらだら垂らしてもトラブルは起きないと思います。
それでも無茶をすると端の薄いところがめくれてきますが。

茶こしで入れる紅茶の出がらしを乾燥させて地面に巻けば落ち葉の表現も可能です。
Tパックのだと1/35にはちょっと細かいかな。

こういうテクニックは私の小さい頃はタミヤニュースなどで紹介されていたのですが
今はこういうローテクはかえって紹介されなくなってしまいましたね。

タミヤ情景ガイドブックにもいろいろ書かれているのですが、
絶版の上、他でもプレミア価格になっていますね。
プレミア価格で買うもんじゃありません。

話を紙粘土に戻しますが、仮に最後の最後にぱっくりと割れが出てもそこにまた盛ってやればリカバリは可能です。

明日は撒く小石について考えます。


ジオラマの作り方

来月ブログ10週年を迎えるに当たり、過去の記事をおさらいしていきたいと思います。
まずは2004年12月から1月にかけて作ったデマーグのジオラマ製作記事です。

photoes_2001s.jpg


今回は画像も多く記事も長くなりそうなのでご勘弁を

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